デパスの効果

抗不安効果のある薬として使用している方も多いデパスですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。

デパスは、脳にあるリラックス系の神経受容体である「ＢＩＺ受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させることによりさまざまな効果があるとされています。
その効果としては大きく３つに分けることが出来ます。

まず、デパスを使用している方の中では最も目的とされている効果が不安や緊張の緩和とのことです。

主に現代の病気として注目されている、自立神経失調症や、うつ病、不安神経症、パニック障害や、女性に多いとされている更年期障害などにとても効力のある薬とされています。
次に、睡眠の改善です。

現代社会の中ではストレスや緊張により睡眠障害に悩まされている方々が多くいらっしゃいます。

その為眠りたいのに眠れないという方にデパスが処方されているようです。
そうすると眠れなくて活性化していた神経を落ちつかせて穏やかな眠りに導いてくれます。

この薬は穏やかに効くので、比較的軽度の睡眠障害の方にたいしても処方されているのです。
そして最後は体の症状を緩和を目的とした場合です。

筋緊張緩和作用があるとされているので、これにより筋肉のこわばりやつっぱりを軽減するなどの症状がみられるようです。
頑固な肩こりや腰痛、緊張からくる頭痛などにも効果が得られるようです。

また。けいれんを予防するための抗痙攣作用もふくまれているので、けいれんを起こす方などにも処方されているそうです。
このように広い範囲で効果をもつ薬なので、神経外科や、整形外科など、さまざまな医療科で使用されている薬です。